天候が悪くて飛べない?  〜その2〜
 気の向いたときに飛行機を飛ばすという、単に運用するだけの際にも妨げとなる天気、悪天候と呼べるものは幾つかある。しかしそれらのどれを取ってもびっくりするほど奇抜なものではない。ごく普通の天気の中に、時には飛行機の事故につながるような要因はある。だけれどもその現象に対しての扱い方が上手ければ、無事に運用することが出来る。

 人や物を載せ、業務として定期的に飛行機を飛ばすことになると、遊びの匂いもする単なる運用と言うことではなくなり、「運航」ということになる。こうなるとそれらの天気現象を正しく理解して、運航に適したやり方を見つけ、その方法を正しく守って行かなければ、定期的な日常業務とはならない。

 そのためにまず、今までに飛行機運航を邪魔したことのある天気現象を抜き出して、その性質を調べ、何処に弱点があるか探し出してみよう。

 疑いのある天気現象を片っ端から書き出してみる。
 霧、雨、雪、強風、横風、雷、雲、乱気流、(天気ではないが)火山噴火、まだまだありそうだが、この辺で止めて一つずつ見直しすることにしよう。
(C)2001 KATOW-Kimio

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