航空機への落雷  〜その3〜
  筆者の体験ではあるが、小松飛行場へ着陸の際に落雷に遭遇した。この時は飛行体験のため操縦室に同乗していたが、機首に被雷し操縦席前の窓ガラスに何物かが跳ね飛んできたのを見た。着陸後の点検で、機首のレーダードームの外側を黒塗りにしたペンキが剥げて飛び散っているのが判り、それが付着したのであることを知った。また機内の各所に座っていた客室乗務員に確かめたところ、それぞれが自分の座席に近いところの機体部分に落雷したのではないかと感じていた。
  これからすると、余り飛行中の落雷に経験のない乗客としては、かなり恐い出来事に感ずることであろう。やはり航空に災いする気象現象として考えなければならない。
(C)2001 KATOW-Kimio

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