離着陸フライト 基本編は十分に飛ばれましたでしょうか?
基本編は、操縦操作を単純化して機体操作に馴れていただきたく、フラップ操作を省きました。従いまして、本フライトではフラップの操作を追加します。これによりフラップの効果も体得できます。
セスナのフラップは、図のように0度、10度、20度、30度にセットできます。0度は巡航時、10度は離陸や初期進入時、20度はアプローチ、30度はランディングで使用します。
フラップの効果は、ご存知の通りフラップを使用することで揚力を増やすことができます。つまり、フラップを使うことで速度を下げての飛行が可能です。速度が下がるので、全ての操縦操作に余裕ができます。また、フラップは空気の流れに対して抵抗になるので、容易に減速が可能で加速したり維持するには推力が必要となります。推力調整により速度調整が容易になるので、フラップを使わない状態よりも速度コントロールが楽になります。
フラップを使用することで、速度を下げれるので操縦操作に余裕がうまれる
フラップを使用することで、速度コントロールが容易になる
フラップの操作は、FSではF5キーで0度、F6キーを押すと一段アップ、F7キーを押すと一段ダウン、F8キーを押すとフラップフルダウンとなります。ジョイスティックやヨークのボタンに、F6キーとF7キーの機能を割り付けておくと便利です。
今から飛ぶフライトは基本編と同じコース、同じ内容を飛びます。違うのはフラップ操作を加えること、それに伴い設定速度が異なることです。従いまして、基本編との差を記述しますので不明な点は基本編を読み返してみてください。
フラップ10度にセット
フラップが10度にセットできれば、ゆっくりスロットルを全開にして離陸します。
速度65ktを超えたら操縦桿をひく
フラップなしでは、70ktでしたが65ktからゆっくりひきます。
速度70ktを切らないようにピッチを調整し上昇
ピッチ変化も、フラップを使うと穏やかです。なお、巡航高度の500ftに達したら90ktまで加速して維持しましょう。
滑走路端を越えると、右旋回。
20度の左旋回開始直後にセット、フラップ20度!
20度の左旋回開始とともに、フラップを20度にセットします。目標速度は、75kt。手順は、スロットルを操作するのではなく先にフラップを20度にセットし、ピッチを調整します。速度の変化をみながら、スロットルをゆっくり調整します。
滑走路に正対すると、フラップ30度、速度は65〜70ktを目標に
フラップ20度から30度に!
フラップ30度、速度を65〜70ktに調整!
接地速度は60ktを目標に!
フラップ30度、外部視点より。
接地後、直ちにフラップを10度に!
接地するとブレーキはかけずにフラップを10度に設定します。F6 キーを2回押せば10度になります。フラップが動作中は、フラップを動作させるモーター音がしますので音が止むまで待ちます。フラップが10度にセットできれば、ただちにスロットルを全開にします。
速度65ktを超えたら操縦桿をひく
フラップなしでは、70ktでしたが65ktからゆっくりひきます。
速度70ktを切らないようにピッチを調整し上昇
ピッチ変化も、フラップを使うと穏やかです。なお、巡航高度の500ftに達したら90ktまで加速して維持しましょう。

滑走路端を越えると、右旋回。
20度の左旋回開始直後にセット、フラップ20度!
20度の左旋回開始とともに、フラップを20度にセットします。目標速度は、75kt。手順は、スロットルを操作するのではなく先にフラップを20度にセットし、ピッチを調整します。速度の変化をみながら、スロットルをゆっくり調整します。
滑走路に正対すると、フラップ30度、速度は65〜70ktを目標に
フラップ20度から30度に!
接地速度は60ktを目標に!
外部視点より。
接地後、直ちにフラップを10度に!
あとのフライト手順は基本フライトと同様に、もう1周同じ周回を行い、さらに旋回方向を逆にするものを2周しましょう。2周終えると、フルストップ・ランディングです。
機体が停止すると、すぐにフラップを0度、つまりフルアップの状態にするように習慣付けます。F5キーを押す、もしくはF6キーを2回押します。
上手くありませんが飛行解析図です。
本フライトでは、基本フライトに比べるとフラップを操作する手間が増えましたが、フラップの効果により、かなり操縦しやすいと思います。また、基本フライトとの操作の差からフラップの効果がよく分かると思います。
繰り返しフライトを行い、基本操作を身に付けましょう!
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